「自己肯定感って、他者との関係性から生まれるって言ってたけど、逆に自信をなくすこともあるよね。」
前回の「自己肯定感を上げよう」の違和感のブログを読んでくれた方が、私に疑問を投げかけてくれました。
むっちゃ嬉しい!
でも、確かにそうですよね。

他人と比べて落ち込んだり、「この人みたいにはできないな」と思ってしまう瞬間、あります。
むしろ、そういう経験の方がリアルに感じられることかもしれません。
なので、今回はアンサーソングならぬ、アンサーブログです。
自己肯定感は「比べないこと」じゃない

自己肯定感というのは、「私はこれでいい」と思える感覚。
でもそれって、他人と比べないことではなくて、比べた後に自分のことをどう受け止め直せるかというところにあるんじゃないかな、と私は思うんです。
このことについて、『自尊感情の心理学』(中間玲子 編著)にヒントがありました。

この本では、「自分という存在に価値を感じる感覚(=自尊感情)」を、他者との関係性の中でどう育むかが丁寧に論じられています。
その中で、印象的だったのが次の視点です。
「人と比べること自体が悪いわけではなくて、大事なのは比較したあとに自分にどんな言葉をかけるか」
これは、“今の自分をどう受けとめるか”という自己肯定感にも通じるヒントだと私は感じています。
「この人はすごいな。でも、私は私のやり方で進んでいこう」
そう思えることが、日々揺れ動く自己肯定感を支える力になるんです。
比べて落ち込む。それでも大丈夫

私自身も、人と比べて落ち込むことがあります。
「あの人みたいにできないな」って。
でもそう感じてるときって、実はそこに少し憧れがあったり、「私も、あんなふうにやってみたい」と思っていることでもあるんですよね。
そう思えること自体が、心の中に希望があったり、自分なりに前を向きたい気持ちの表れかもしれません。
だから、比べてもいいし、落ち込んでも大丈夫。
ただ、そのあとに「それでも私には、私にしかできないことがある」って思い直せたら、それだけで自己肯定感はそこにあると思うんです。
自己肯定感とは「自分と出会いなおす力」
なので私の思う自己肯定感について、こんなふうに言い換えてみたいなと思います。
「自己肯定感は、日々の人との関係の中で“自分と出会いなおす力”」
人との関係の中で、褒められたり、喜ばれたりするときはもちろんですが、
落ち込んでも、嫉妬しても、人と比べても。
そんなときにこそ、自分にやさしく向き合うチャンスがある。
「私も私なりにやってみよう」
そんな言葉を自分にかけられたとき、きっと自己肯定感は、また少し育っているんじゃないかと思います。
自信をなくすことも、成長のひとつ
アンサーブログをまとめようと思います。
人と関わる中で、自信をなくすこともあります。
でもその関係の中で、自分の中の新しい一面を見つけたり、揺れながらも「私らしさ」に立ち返っていく。
そうやって少しずつ、少しずつ「私らしさ」の輪郭を作っていく。
それもまた、自己肯定感の大切な成長のひとつなんだと思います。
皆さんも気になることがあったら、コメントでもコッソリでも教えてくださいね。
コメント